2017.01.31 フード

他の豚肉となにが違うの? 県産ブランド豚の味わい

豚肉は、沖縄の食を語るうえで外せない、沖縄を代表する食材のひとつ。ラフテーやてびちの煮付け、中身汁など、たくさんの沖縄料理に使用されているのはもちろん、沖縄の家庭料理にもよく使用されています。

今回はそんな豚肉のなかでも、県産ブランド豚の味わいや育った環境についてご紹介します。

あっさりとした味わいに、つい箸が止まらなくなるかも!?

豚が3匹
「県産ブランド豚」という名前に聞き覚えはあっても、他の豚との違いがわかる方は多くないかもしれません。両者の違いを知っていただくために特に効果的なのは、“実際に食べてみること”。いつも食べている豚肉とは異なる絶妙な味わいに、思わず笑みがこぼれるかもしれません♪

・琉美豚(りゅうびとん)
琉美豚は、我那覇畜産が「安全で安心して食べることの出来る美味しい豚肉を作りたい」という想いから開発したブランド豚。アクが少なく臭みがないのが特徴で、あっさりとしたソフトな味わいを楽しむことができます。そんな琉美豚は、どんな調理法にもマッチします。もちろん、とんかつやしょうが焼き、豚汁などの家庭料理にもぴったり! 脂っこさを感じさせないので、ついたくさん食べてしまうかも♪

・やんばる島豚あぐ~
味わいの特徴は何といっても、しっかりした甘味とコクのある脂身。噛むたびに口いっぱいに広がり、旨味がいつまでも続くような感覚に。また、うま味成分のひとつ“グルタミン酸”が、通常の豚肉の3倍ほど含まれている点も特徴のひとつ。グルタミン酸は甘味をより一層引き立ててくれるほか、肉質を柔らかくしてくれる効果もあります。そんなやんばる島豚あぐ~の旨味を存分に味わうには、素材そのものを生かした調理法がベスト! サッと火を通すだけのしゃぶしゃぶは、旨味たっぷりの甘味や脂身を余すこと無く味わえておすすめです。

・やんばるあぐー
やんばるあぐーは、琉球在来豚・アグーとケンボローAを配合させた県産ブランド豚。やんばるあぐーの特徴は、やわらかな口当たりとアクやくさみが少ないところ。脂肪の甘みをしっかりと感じられるので、素材そのものの味だけでも十分に美味しく味わえます。なお、アグーは一般の豚に比べコレステロール値が低く、ビタミンB1とグルタミン酸を多く含んでいます。

このように県産ブランド豚は、他の豚肉にはない絶妙な旨味を持っています。イオン琉球各店では、そんな県産ブランド豚のお肉をさまざまなバリエーションで販売しています。今晩のメニューがまだお決まりでない方は、ぜひ県産ブランド豚を食卓に取り入れてみてください♪

県産ブランド豚の美味しさのヒミツは、育った環境にあった!

アグーハウス
県産ブランド豚ならではの味わいを持つ琉美豚ややんばる島豚あぐ~。その美味しさのヒミツは、肥育環境にありました。

県産ブランド豚は、沖縄県名護市にある我那覇畜産で肥育されています。ここは、豚の肥育に対するこだわりがたくさん詰まった場所。育てた豚を安心・安全に出荷できるような工夫が施されています。

まずあげられるのは、豊かな自然と安全性に配慮した豚舎です。我那覇畜産の豚舎は大自然に囲まれており、澄んだ空気と美味しい水に恵まれています。そんな自然のなかにある豚舎は、きれい好きな豚たちにストレスを与えないよう、常に清潔な状態で保たれています。こうした肥育環境は、豚たちを安全に出荷するためにも必要不可欠。環境に徹底的にこだわることで、安全で安心して食べることができる豚肉が誕生しているのです。
水を飲む豚
また、エサにも工夫が施されています。サトウキビの糖蜜やオリオンビール酵母、とうもろこし、麦、化石サンゴ、泡盛粕など、数種類の飼料をブレンドしたオリジナルのエサを与えています。通常の飼料に比べて費用はかかりますが、豚たちの健康と肉質をより上質なものにすることを第一に考えられて採用されています

このほか、常に豚たちの健康を考えているスタッフによるお世話も、豚たちが美味しく育つ理由のひとつです。鳴き声や表情、行動などを見て豚たちの健康状態を把握するなど、その肥育スキルはまさにプロフェッショナル! 豚の特性に精通したスタッフがいるからこそ、豚たちも安心してのびのびと育つことができるのです♪

県産ブランド豚は、こうした環境のもと大切に肥育され、最後にはわたしたちの食卓に並びます。たくさんのこだわりが詰まった美味しさを、ぜひご家庭で味わってみてください。

今夜の食卓に、県産ブランド豚はいかが?

いかがでしたか? 県産ブランド豚には、ならではの旨味と栄養がたっぷり含まれています。「まだ食べたことがない」という方は、ぜひお近くのイオン琉球各店にてお買い求めください。

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