夏野菜の王様・ゴーヤーで暑い季節を乗り切ろう! 選び方やレシピを紹介
5月8日はゴーヤーの日。沖縄の代表的な野菜・ゴーヤーは栄養価が高く、夏バテ防止効果が特に高い夏野菜として知られています。これからの季節、スーパーや軒先で見かけることが多くなり、食卓に並ぶ機会が増えるのではないでしょうか。
ゴーヤーの日は、沖縄県とJA沖縄経済連が1997年に定めたもので、「ゴー(5)ヤー(8)」という語呂合わせからこの日が選ばれました。また夏野菜のゴーヤーは、ちょうどこの頃から生産量が増え始めることも考慮したうえで5月8日がゴーヤーの日に制定されたそうです。
丁寧な栽培でおいしいゴーヤーを育てています!
今回は、今帰仁村にある大城青果さんのゴーヤー畑を見学させていただきました。
大城青果さんではハウス栽培を行っていて、「ゴーヤーの日」の出荷に向けて栽培のピークを迎えていました。多いときは1日700kg~800kgの出荷量があるそうです。ハウスの中に入るとゴーヤーが鈴なりに! かわいらしい黄色くて小さな花が印象的です。
ゴーヤーはすべて人工授粉を行っていて、雄花と雌花を一つひとつ手作業で行っています。夏になるとハウス内の温度が50℃まで上がってしまうこともあるそうで、風通しを良くして最適な温度を保つのが大事だと教えてくれました。
天候にもよりますが、ゴーヤーの栽培期間は苗から収穫まで1ヶ月半〜2ヶ月。天気がいいと成長も早く、良い花が育つそうです。暑いと成長が早いのは夏野菜ならではだなと感じました。
おいしいゴーヤーを見分けるポイントは?
ゴーヤーには独特の苦味があり、グッと苦いものが好きな方もいれば、苦味が少ない方がいいという方もいますよね。そこで、大城青果さんにおいしいゴーヤーの見分け方を教えてもらいました。
まずは、色の濃さに注目! 濃い緑だと苦味が強め、薄いものは比較的苦味が控えめです。ゴーヤーの表面をおおう突起も、苦味を判断する材料になります。突起が大きく割れているゴーヤーは苦味が弱め 。反対に突起が小さく、密に並んでいるゴーヤーは苦味が強いものが多いそうです。
ゴーヤーを上手に保存するには?
ゴーヤーの水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取り、ラップをして野菜室に立てて保存しましょう。ゴーヤーの大敵は乾燥と水気。これらからしっかりと守ることでゴーヤーを長持ちさせることができます。
また、 軽く塩ゆでする・軽く炒めるなど、少し火を通してから冷凍保存をしても鮮度を保つことができます。この保存方法なら次に調理する際の一手間もなくなるので、料理も楽ちんですね♪
夏バテを吹き飛ばす! ゴーヤーをおいしく食べる2つのレシピ
大城青果さんがとっておきのレシピを教えてくれました。大城さんによると、ゴーヤーはリンゴとの組み合わせがとてもよいとのこと。この2つの食材でジュースを作ってみてはいかがでしょうか。
作り方はとても簡単!薄切りにしたゴーヤーとリンゴをミキサーに入れてよく撹拌し、さらにリンゴジュースとハチミツを加えて味を整えれば完成。簡単でおいしいうえにゴーヤーの栄養分も手軽に取り入れることができます。ゴーヤーとリンゴのバランスを変えて、好みの甘み・苦味の比率を探してみてください♪
つぎに、県産食材を使った沖縄レシピを紹介しているサイト「おきレシ」から、おすすめレシピをひとつご紹介! 毎日でも食べたい栄養満点のゴーヤー。調理法はチャンプルーが一般的ですが、「ゴーヤーのグレフルチキンサラダ」はいかがでしょうか。ゴーヤーの苦味とグレープフルーツの甘み・酸味が相性抜群の一品。
サッと茹でたゴーヤーと皮をむいたグレープフルーツ、こんがり焼いた鶏もも肉をボウルで混ぜ合わせるだけの、とても簡単なレシピです。夏の夕べにぴったりな、さっぱりした風味はおつまみにもぴったり♪
詳しい作り方は、ぜひ動画でご確認ください。
「おきレシ」ではこの他にもゴーヤーレシピをたくさん紹介していますので、ぜひチェックしてみてください♪
https://www.aeon-ryukyu.jp/okireci/
いろんなゴーヤー料理に挑戦してみませんか?
ゴーヤーの新たなレシピに挑戦してみると、ゴーヤーが好きな方も今まで苦手だったという方も改めてゴーヤーの魅力に気づくことができるはず。健康効果の高いゴーヤーを味方につけて、夏バテ知らずの体を作ろう