レゴスクールって何を学ぶところ?
イオン那覇店にある「レゴスクール沖縄 那覇」は、2019年8月現在、九州・沖縄地区にて唯一のレゴ社公認スクールです。レゴスクールでは、本社があるデンマークで監修されたカリキュラムを使って子どもたちの「考える力」や「アウトプットする力」を育みます。レゴスクールのカリキュラムは、ヨーロッパでは学校教育にも取り入れられるほどスタンダードなものなのだそうです。レゴというとおもちゃで遊ぶイメージを持たれるかもしれませんが、レゴスクールで行っているのは子どもたちの将来につながる「教育」。子どもたちはインストラクターから与えられたテーマに向かって自分で考え、自分の考えをアウトプットすることを学びます。レゴスクールでは「これを作れば正解」という完成図は用意されておらず、自分の中にあるイメージをいかに伝えることができるかが大切なんです。レゴスクールで育まれるスキルは、「創造的な問題解決能力」です。
先生1人対生徒20人のような一斉教育ではなく、4~6人の少人数のクラスでそれぞれの年代に合わせたカリキュラムを用い、インストラクターが一人ひとりの発見や発想に目や耳を傾けて、考えていることを引き出します。
レゴスクールのレッスンは、『4+4=?』のように決まった答えを解くのではなく、
『?=8』になるのはどんなものがあるのか見つけていくスタイルです。
「自分たちで目的地にたどり着く」ことを目指し、子どもたちが主体になって楽しくレッスンを行います。レゴスクールでは他に、教育分野において重要度が増してきているプログラミング教育を重視しています。
日本では2020年から、すべての小学校でプログラミング教育が必修化。ITスキルの国際的な競争が激化していく中、日本では2020年までにIT人材が約37万人も不足するといわれています。プログラミング教育を必修化することにより、子どものうちからプログラミング的思考を学び、論理的思考や実際のプログラミング言語の習得を期待しているのです。
一方レゴスクールの教育は、1980年代のMIT(マサチューセッツ工科大学)の教授との取り組みが原点。世界的に注目されている教育分野である「STEM(科学、技術、工学、数学)」は、レゴスクールの教育が原点とも言われています。
レゴスクールのレッスンは、STEM教育の視点を中心としたテーマに「ディスカッション / プレゼンテーション」を加えた総合学習の形式。年少・年中・年長・小学1年生・小学2、3年生などのクラスに分かれ、それぞれの年齢や学習段階に応じたカリキュラムを通し、プログラミング的思考やSTEMの視点、問題解決力を身につけます。プログラミング教育の必修化をはじめ、「答え」ありきではない児童や生徒主体の学習が重要度を増していく中、これから必要になっていくスキルを楽しく学べるのがレゴスクールなのです。レゴスクールのもうひとつの特徴として、レッスンで学んだ内容を保護者に発表する時間があります。半年や1年で学んだ内容を自分でまとめ、プレゼンという形で発表するクラスも。
このような発表を行うのは、自分の意見や考えていることをアウトプットするためだけではなく、早いうちから「失敗」の経験を積ませる目的もあるのだそうです。自分で答えを見つけていく中で、子どもたちは数多くの失敗をしますが、失敗は恥ずかしいことではありません。失敗を認めて相手に伝えることで、次に上手くいくためにはどうすればいいか、ポジティブに考えることのできるスキルにつながります。レゴスクールで大事なことは、子どもたちにとって楽しく学べる場であること。レゴスクールでは将来につながる教育を行いますが、子どもたちにとっては楽しく遊び、進んで通いたいと思ってもらえる場所を目指しています。
インストラクターの方にレゴスクールの特徴を教えてもらいました!
今回は、インストラクターの新垣さんにレゴスクールについてお話を聞いてきました!
─レゴスクールのレッスンはどのような流れで行われていますか?「例えば小学3、4年生以上が対象のロボティクスの場合だと、まずその日のテーマにつながるお話をして、次にレゴを組み立てたりプログラムを試したりして「組み立て」を行い、なぜそうなるのかを考えて、その内容を踏まえて改善を試すなどして続けていく……という流れでレッスンを行っています。レッスンによって流れは違いますが、答えを全部は言わないとか、自分で答えを見つけられるように声掛けをしていくとかは共通です」
─学校や学習塾との違いは、答えを教えるのではなく、見つけてもらうというところにあるのでしょうか?
「はい、レゴスクールでは子どもたちに説明してもらうようにしています。全部できたとしても、『なんでこうなったのか』という物事の順番をしっかり説明してもらって、伝えるために必要な言葉を学んでいくという感じですね。例えば、主語を抜かして話してしまう子にはちゃんと主語を入れて伝えてもらうようにして、その中でプレゼン力が身についたりします」
─答えは教えないとしたら、レッスン中どのようなアドバイスを行っていますか?「レッスンの時間が決まっているので、前もってある程度どこまで伝えようかを決めてたりしますが、レッスンの中で子どもたちがどのような答えを出すかが決まっているわけではありません。いろんな答えに正解があるので、子どもたちの出した答えに対してもっとこうしたらいいっていうのがあれば、『こうしたらどうなる?』と聞いてみたりします」
─子どもたちにはどのような変化がありますか?
「例えば、説明をするのが苦手でうまく伝えられない子でも、次のレッスンではアドバイスの内容をしっかり身につけて、しっかり丁寧に説明できるようになったりします。他には、初めて習い事を始める子はなかなか集中力が続かないこともあるんですけど、だんだんと落ち着いて、みんなと協力して発信できるようになっていきます」
─レゴスクールにおけるプログラミング教育について教えてください。
「プログラミングとは言いますが、あくまでツールでしかなくて、プログラミング教育で身につけた力をどこでも活かせるようにというところを目指しています。物事の考え方でも順番が大事で、プレゼンするにもちゃんと段階を踏まないと伝わらないし、レッスンでプログラムした内容を説明するときもプログラムの順番を順序よく説明しないと伝わらない。これがアウトプット力につながっていきますね」
─プレゼンは毎回されるのですか?
「その日のレッスン内容の説明は毎回しています。レッスン終了の10分前には保護者に入ってもらって、その日やったことを聞いてもらっています。あとは、例えばロボティクスのレッスンだと、年間や半期の最後に専用ソフトで資料を作って友だちや保護者の前でプレゼンを行います」
─どのような子どもたちが通っていますか?
「作ることが楽しい、レゴが好きという子は多いですね。他には、最初は難しいけどやっているうちに上手にできて、だんだん楽しめるようになってくる子もたくさんいます」
─レゴスクールに子どもを通わせたいと考えている方へメッセージをお願いします。「レゴを作って楽しむだけではなく、そこから自分で考えてまた答えを見つけていく楽しさがあるので、そういう楽しさをお子さんに体験して欲しいという方はぜひ一度来て欲しいなと思います」
「レゴスクール沖縄 那覇」の特徴
「レゴスクール沖縄 那覇」は、イオン那覇店の3階という、ショッピングセンターの中にスクールを構えている点が特徴です。
ショッピングセンターの中にあるので、お子さんがレッスンを受けている間、保護者の方は時間を有効に活用しています。例えばレッスンの時間にお買物を済ませたり、下の兄弟がいれば送り迎えをしたりといった時間の使い方が可能です。レッスンはカリキュラムによって時間と曜日が決められており、子どもたちは週に1回通います。「レゴスクール沖縄 那覇」では振り替えを行っているので、どうしても外せない用事などで休んだときは、時間を変えて払った月謝分のレッスンを受けることが可能です。
レゴスクールに入会するにはどうすればいい?
レゴスクールに入会してみたいと思ったら、まずは体験レッスンを受けることができます。体験レッスンの申し込みは基本的にWebサイトからになるので、興味のある方はぜひ以下のページからお申込みください。
なお、レゴスクール沖縄 那覇では見学も可能です。見学は教室の外からとなりますが、一度見てみてから体験レッスンを申し込まれる方もいらっしゃいます。
カリキュラムの期間は、各カリキュラムによって1年(42回)か半期(21回)のレッスン回数が設けられています。詳細についてはぜひレゴスクール沖縄 那覇へ問い合わせてみてください。
これから必要なスキルを楽しく学べるレゴスクール
イオン那覇店の3階にあるレゴスクール沖縄 那覇は、子どもたちがレゴを使った課題に楽しく挑戦しながら、これからの社会で必要となるプログラミング的思考や問題解決能力などのスキルを身につけることのできるスクールです。プログラミング教育など、学習内容は一見難しく感じるかもしれませんが、子どもたちはレゴを使って楽しみながら好奇心や伝える力を育んでいきます。興味のある方は、ぜひ一度体験レッスンを受けてみてください!
レゴスクール沖縄 那覇
那覇市金城5-10-2 イオン那覇ショッピングセンター3F
098-894-6778
レッスン日:火曜~土曜
体験レッスンの申し込み先:https://le.frogs-corp.jp/