“ローリングストック”から防災を始めよう!
災害は、いつどこで起こるか分かりません。いつ災害が起きても対応できるよう、防災対策をしておくことが大切です。
万が一災害が発生した場合、自宅に留まっているほうが安全なケースもあります。近くのスーパーやコンビニで調達することが難しい場合もあるので、ご家庭内で食料をストックする防災対策を行っておくと安心です。自宅に留まったほうが安全なケースでは、農林水産省によれば、約1週間分の食料の備蓄が必要だとしています。
ご家庭でのストックにおすすめなのが、日常的に食べて買い足すという方法を繰り返し、賞味期限を切らすことなく食料を備蓄する「ローリングストック」という防災対策法です。
最初の1週間を乗り切る、ローリングストックの考え方
ローリングストックとは、保存用の食品を買い足しながら、古いものから普段の食卓で消費していくストック方法のことです。
保存用の食品を「備えて」、それを定期的に「食べて」、食べた分を「買い足す」ことで、食料の賞味期限切れを防ぎつつ常に自宅避難時の食料をストックすることができます!
約1週間分の食料をストックしておくと、災害時でも食料に困る可能性が少なくなり、生活が維持しやすくなります。発災から8日目以降は、救援物資や店頭販売の再開が想定できるので、それまではローリングストックの食材で生活を維持できるように備えましょう。
なお、約1週間というのはあくまで目安であり、自治体やテレビ、ラジオからの最新情報を常に把握しておくことが大切です。そうすることで災害や救援についての状況を知り、ストックしてある食材をどの程度消費していいかなどを判断できます。
ローリングストックにおすすめ! トップバリュの商品
ローリングストックにはトップバリュの商品もおすすめ! ここでは、ローリングストックに適した食品や衛生商品をご紹介します。
・非常時のご飯には食べやすいレトルトのかゆ
レトルトかゆなら温めることなく、すぐに食べることができます。温める場合は熱湯か電子レンジで調理が可能です。とろみがあって食べやすいことから、保存食に適しています。
・自然解凍できる冷凍食品、レトルト食品や缶詰
自然解凍で食べられるタイプの冷凍食品なら、災害時に停電になって電子レンジなどが使えなくても食べられます。
また、レトルト食品や缶詰はご飯のお供に最適なものが多く、美味しく食べられるのでおすすめです。災害時には十分な栄養を取れないことも多く、最低限の栄養を確保するためにも役立ちます。
・あると便利なドリンクゼリー
エネルギーと11種類のビタミンが素早く摂取できるので、水分補給とともに必要な栄養を摂取するにはドリンクゼリーが適しています。味もマスカットや栄養ドリンク味など、飲みやすく美味しい工夫がされています。
・間食におすすめ! 手軽に栄養補給ができるライトミールやお菓子
しっとりしながらも食感がサクサクで、美味しく食べて栄養摂取ができるライトミールブロック。メープル、チーズ、チョコの3つの味が展開されています。10種類のビタミンと6種類のミネラルが補給できるから、栄養も満点です。
緊張状態が続く災害時には、ストレス緩和のための対策も大切です。自身や家族の好きなお菓子もストックしておくことで、気分を和らげることができます。
・ご家庭にペットがいる方はペット用フードの準備も忘れずに!
犬猫のペットがいる家庭では、災害時にはペット用のフードも必要になります。いつ災害が来ても安心できるように、ペットフードも常備しておきましょう。
災害時には生活環境の衛生にも意識を
災害時にも健康を守るためには、衛生用品もそろえておくと便利です。
・マウスウォッシュ
災害が発生すると、水が不足して断水になる可能性も。歯磨きができない状態でも、マウスウォッシュがあれば口内のネバネバ感をなくして清潔な口内を維持できます。
・アルコールハンドジェル
断水などでなかなか手が洗えなくても、ハンドジェルでアルコール消毒ができるのでばい菌やウイルスを消毒できます。
・ボディパウダーシート
お風呂に入る回数が減っても、ボディパウダーシートで汗やベタつきを拭けば、体がさっぱりして気分をリフレッシュできます。
・キッチンラップ
災害時に食器を洗うことができなくても、上からラップを重ねることで食器を汚さず衛生面を守ることができます。
毎日の食事がいざというときの非常食に! ローリングストックで備えよう
ご家庭でローリングストックをしておけば、日常生活の中で消費しながら災害時に必要な食品や日用品をそろえることができます。災害時に最低限備えるべき備蓄があれば、ある程度は食品や日用品に困らず生活の質を維持することが可能です。いつ災害が起きても対応できるように、今からでもローリングストックを始めてみませんか。