2021.11.30 フード

新時代の泡盛!「みやらび」「護佐丸・阿麻和利伝説」の魅力をたっぷりご紹介

「泡盛は度数が高くて飲めない」と思っていませんか?
2021年7月に発売した「みやらび」は、30度がスタンダードの泡盛の中で、12度・20度・25度と低アルコールのラインナップに仕上げた泡盛。強すぎるお酒は苦手という方にも、気軽に楽しんでいただける泡盛になっています。

まったく新しい泡盛「みやらび」はどんなお酒?

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石川酒造場より2021年7月に発売された「みやらび」は、アルコール度数が12度・20度・25度という低アルコールのラインナップになっているのが大きな特徴の泡盛です。新酒の泡盛は30度前後がスタンダードとなっているので、強めのお酒が苦手な方にも飲みやすい泡盛に仕上がっています。

また、「みやらび」は14年熟成させた古酒を20%ブレンドしているところも大きな特徴。
古酒ならではのまろやかな味わいや香りが加わり、これまでの泡盛にはない味わいを実現しています。

アルコール度数が低いと“味が薄い”というイメージがあるかもしれませんが、「みやらび」は焼酎で一般的な「前割り」という製法を行っています。
前割りとは、メーカーがあらかじめ水割りしておくことで、お酒が出荷され、お客さまの元に届くまでに水とアルコールを馴染ませるというもの。飲む直前に水割りをするのと比べて、まろやかな味わいになり、古酒ならではのバニラの香りがふわっと香り立つようになるのです。

それでいて、「みやらび」はリーズナブルな価格!
手軽にお買求めやすく、泡盛本来の美味しさを手軽に味わえるお酒に仕上がっています。

みやらび12 本体価格 598円(税込価格 657.80円)
みやらび20 本体価格 750円(税込価格 825円)
みやらび25 本体価格 850円(税込価格 935円)

みやらびはイオン琉球オンラインショップでもご購入いただけます。

イオン琉球 末吉康敏会長にお話を伺いました

新しい泡盛「みやらび」は、沖縄産業振興公社のプロジェクトとしてスタートし、開発されました。

今回は、沖縄産業振興公社の理事長であり、イオン琉球の会長でもある末吉康敏会長にお話を伺いました。
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――今回なぜ、「みやらび」のような泡盛を新しく発売しようとなったのか、経緯を教えてください。

「沖縄産業振興公社として、コロナ禍で打撃を受けた沖縄の経済を活性化していくためには、泡盛が重要なのではないかと注目しました。沖縄ならではの製造業として泡盛を活性化すれば、雇用も生まれ、また文化を守っていくことにもつながります。泡盛は琉球王朝から600年の歴史があり、日本最古の蒸留酒です。この文化を継承していくためにも、新しい泡盛を作ろうということになりました」

――「みやらび」は低アルコールの泡盛になっていますが、低い度数に注目したのはどんな狙いがありますか?

「今、若者の酒離れが進んでいると言われていて、また年配の方でも泡盛はアルコールが強くて飲まれなくなってきています。一方、例えば九州の宮崎県を例に取れば、地元で飲まれている焼酎の度数はだいたい15度で、若者のグループがテーブルを組んで飲んでいるわけです。沖縄でも、若い人たちに泡盛を飲んでいただきたいということで、飲みやすいお酒になるよう、度数の低い12度、それから20度、25度を作りました」
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――先ほど、年配の方も泡盛を飲まれなくなってきているというお話がありましたが。

「想定外だったのは、ご年配の方々から称賛の声をいただいています。シニア層の方々は30度の泡盛を水割りして飲んでいるのですが、12度の『みやらび』は薄める必要がなくて、水臭さなく美味しく飲めるということで好評です」
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――ボトルのデザインについても、華やかで独特ですが、どのような狙いがありますか?

「これを並べて飲んでいたらかっこいいですよね。前までの泡盛は、名前だけがあって味気ない印象もありましたが、『みやらび』は置いておくだけで、これかっこいいねと話題が上ってくる、ということを狙っています。デザインは沖縄を代表する画家の名嘉睦稔さんの『おきなわのお嬢さん』から選んでいるのですが、知っている方からは「名嘉睦稔さんは版画じゃなかったの?」と、繊細な線描画に関しても話題になっているようです」

――末吉会長のおすすめの飲み方はありますか?

「『みやらび』の12度は、水で割ったらもったいないので、冷蔵庫で冷やして、ワインや日本酒の冷やのような感覚で飲むのがおすすめです」
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――14年古酒をブレンドしているという点も特徴的だと思いました。

「開発中、何度も試飲して議論しているうちに、石川酒造場さんが、美味しくするために14年古酒を20%ブレンドするアイディアを出してくれました。こうすることでまろやかさが生まれて、美味しい泡盛になりました」

――売上の一部を自治体に還元されているとのことですが?

「泡盛の取り組みとして、メーカーさまとも話し、地元に還元しようとなりました。例えば子育て支援、あるいは環境保全、伝統文化の保全など、そういうものに使ってもらおうと思っています」

――SANCHU!の読者へメッセージをお願いします。
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「600年の歴史がある泡盛ですので、沖縄を元気にするためにも、ぜひ、パッケージと味にこだわったこの泡盛を味わって欲しいと思います」

石川酒造場 銘苅さんにお話を伺いました

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――「みやらび」はどのようなコンセプトで開発されましたか?

「コンセプトは、一言で言うと温故知新です。泡盛の市場の課題を見てみると、20歳以上の若年層の酒離れがすごい現状があります。その一方で、沖縄のシニア層の飲酒量が低下しているという課題もあります。若年層の存在は、今後の酒類市場を担うお客さまを育てるために必要だということと、シニア層の酒離れを防ぐという両極端の状況があり、温故知新というテーマで開発に取り組みました」

――パッケージデザインに名嘉睦稔さんの「おきなわのお嬢さん」を選ばれたのはどのような狙いがありますか?

「理由としては、シニア層の圧倒的な知名度が1つ。また、若い世代はあまり知らないですが、こういった繊細な線描画は懐かしさがあり、今だから面白いと捉えてもらえるのではないかと思い採用しました」

――「みやらび」という名前はどのように名付けられましたか?

「作品名から取りました。『おきなわのお嬢さん』のお嬢さんは、沖縄の方言でみやらびというんです」

――「みやらび」は泡盛の中では低アルコールですが、どんな戦略がありますか?

「度数については、いろいろ試しました。今、低アルコールに市場が広がっていますが、泡盛はなかなかありません。泡盛は度数が高くて強いというイメージが定着して、それで嫌煙される方もいらっしゃいます。そこで、焼酎で行われている、水割りを事前に行う「前割り」をやって、度数を落とした商品を泡盛でも提案してみようとなったんです」
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――前割りは水割りとどう違うのでしょうか?

「前割りをすると、メーカーがあらかじめ作るので時間が経って、アルコールと水が馴染むんです。通常の水割りと比べて、感覚的な話ですが、まろやかな味わいになってバニラの香りもふわっと香り立ちます」

――14年の古酒をブレンドしたことにはどのような狙いがありますか?

「新酒だけだと、加水したときに薄くなってしまいますが、14年古酒をブレンドすることで奥行きを出しました。古酒もうまくブレンドすることで、香りもよくなり美味しくなります。そして値段がリーズナブルなので、若者にとって手を伸ばしやすいのではないかと思います」

――どのような飲み方がおすすめですか?

「12度は、オンザロックや、冷凍フルーツを氷代わりに入れてロックスタイルで飲んでもらうのがおすすめです。冷凍フルーツを入れることで香りが見た目も華やかになります。

20度の場合は、そこに炭酸水を入れるのがおすすめです。割り方は「みやらび」と炭酸水で1:3ほどにすると、アルコール度数は5%くらいになります。
25度だと、1:3で8~9%ほどになります」

 
飲み方例:みやらび12 ミックスベリー

みやらび12 ミックスベリー
 
飲み方例:みやらび20 ライムソーダ
みやらび20ライムソーダ
 
飲み方例:みやらび25 ストロベリーソーダ
みやらび25ストロベリーソーダ
 
――開発や展開において、大切にしていることはありますか?

「今、お酒の飲み方が多様化している中で、泡盛はこうだという凝り固まったものではなく、もっとお客さまの好きなように楽しんでもらえればと思っています。その中でも、メーカーとしてはこういう飲み方、こういうときに飲むのがおすすめですとご提示して、お客さま自身に選んでいただけるようにしています。

――SANCHU!の読者へメッセージをお願いします。
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「飲んでいただいた方の生活や時間がちょっとでも豊かになる、そういったお手伝いができたらと思いますので、いろいろ飲み方で楽しんでいただけたらと思っています」

歴史を感じながら楽しめる「護佐丸伝説」「阿麻和利伝説」

沖縄産業振興公社が企画し発売された泡盛として、「みやらび」の他に、瑞泉酒造から発売されている「護佐丸伝説」、神村酒造から発売されている「阿麻和利伝説」があります。
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護佐丸と阿麻和利は、いずれも琉球王朝時代に活躍した歴史の重要人物。それぞれ、中城村、うるま市にゆかりのある人物であり、首里城のお膝元に蔵を構える瑞泉酒造が「護佐丸伝説」を、うるま市に蔵を構える神村酒造が「阿麻和利伝説」を新たに作ることになりました。

護佐丸伝説は古酒5年、阿麻和利伝説は古酒3年の本格的な泡盛。
沖縄の歴史を感じながら、じっくりと楽しむのがおすすめです。

また、護佐丸伝説と阿麻和利伝説はお土産品としてもおすすめです。
家族や大切な方へのプレゼントに、ぜひ沖縄の味を贈ってみてはいかがでしょうか?

護佐丸伝説5年古酒 本体価格 2,400円(税込価格 2,640円)
阿麻和利伝説3年古酒 本体価格 2,200円(税込価格 2,420円)

イオン琉球オンラインショップでもご購入いただけます。

新しい時代の泡盛「みやらび」「護佐丸伝説」「阿麻和利伝説」をぜひご賞味ください!

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12度、20度、25度にすることで飲みやすく、また14年古酒をブレンドすることでこれまでにない美味しさとリーズナブルさを実現した「みやらび」。
また、沖縄独自の歴史と地域によく知られた人物をモチーフにした「護佐丸伝説」「阿麻和利伝説」。

どの泡盛も、パッケージデザインからこだわったこれまでにはない泡盛です。
イオン琉球のイオン・マックスバリュ・ザ・ビッグ、イオン琉球オンラインショップでご購入いただけますので、ぜひ一度ご賞味ください!

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