南都酒造所の工場長・我那覇さんにお伺いしました！
――南都酒造所のハブ酒はいつから作られているのですか？
「1992年（平成4年）に南都酒造所ができ、ハブ酒の製造を始めました。特にこだわったことはハブの「ニオイ」を消すこと。ハブ酒はアミノ酸が豊富に含まれた健康なお酒なのに、独特の臭みによってリピーターがこないと考えていました。
そこで南都酒造所が開発したのが、「ハブの特殊処理方法」です。鮮度が高い状態のハブを特殊処理した後、サトウキビから作られた59度のアルコールにつけて抽出。さらに厳選したハーブエキスをブレンドし、ニオイが全くしないハブ酒を作りました。
この徹底したこだわり製法により「臭くない！」「おいしい」というお声をたくさんいただき、県内外を問わずご好評いただています。」
――ハブ酒の香りや味の特徴を教えてください。
「南都酒造所のハブ酒は、地酒泡盛をベースに動物性のハブエキス+厳選された13種類の植物性のハーブエキスをバランスよく配合したリキュール。ホルモンバランスを整えてくれるハブとの相乗効果を考え、ハーブは体温をあげる効果のものや内臓にやさしいと言われるものを選んでいます。
ほかにも、味わいや香りをよくするために果実系のハーブを選んでいることもこだわりのひとつ。まるでブランデーのようなやわらかくて甘い香りと芳醇な味わいを実現しています。」
沖縄県産素材100％！ 琉球レモンサワー
ここからは、南都酒造所のこだわりがギュッとつまった人気商品をご紹介していきます。
甘みと酸味の絶妙なバランス、シークヮーサー本来の爽やかな香りが楽しめる琉球レモンサワー。2021年6月の商品リニューアルによって炭酸以外すべて無添加となり、より安心な素材にこだわったお酒に生まれ変わりました。
――リニューアルされたポイントを教えてください。
「原材料のさとうきびの「きび粉糖」を「きび蜜」に変更しました。きび粉糖は粉状にする工程で添加物が必要でしたが、きび蜜は添加物不使用。さらにきび蜜独自の芳醇なテイストがサワーのアクセントになり、より美味しい味わいのレモンサワーになりました。」
原材料はすべて沖縄県産。減圧蒸留で素材を最大限活かせる泡盛、香り豊かなシークヮーサーストレート果汁、さとうきびの「きび蜜」をバランスよく配合！
シークヮーサー本来のみずみずしさを味わえる秘密は、苦味と酸味のバランスを調整する絞り方にあるとか。プレミア価格でありながら問い合わせと注文が多く寄せられている商品です。
二日酔い知らずの健康酒！ 琉球ハブボール
ハブエキスとハーブエキスの入った沖縄生まれの新感覚ハイボールが、琉球ハブボールです。ハブ酒と同じ13種類の厳選されたハーブが配合されているため、疲れやストレスを吹き飛ばしてくれそうです！
――口コミの中には「二日酔いしにくい」という声もありますが本当ですか？
「琉球ハブボールに含まれているハーブは、秋ウコン、茴香（ウイキョウ）、クミスチン、竜眼（リュウガン）、枸杞子（クコシ）、棗（ナツメ）、陳皮（チンピ）、花椒（カショウ）、丁字（チョウジ）、桂皮（ケイヒ）、五加皮（ゴカヒ）、おたね人参、甘草の13種類。
このハーブエキスは、中国漢方の見方で体温を上げる働きがあると言われ、内臓強化の要素があることから二日酔いの影響を受けにいのではないかと考えています。」
30代以上の女性層から高い支持を受けている琉球ハブボールは、美味しさと飲みやすさの評判もお墨つき。体にやさしくて美味しいハイボールとして、飲食店のみならず家飲みのお供としても選ばれています。
ビール入門におすすめ！OKINAWA SANGO BEER
沖縄を代表するクラフトビールとして、数々のビアコンテストで賞を受賞しているOKINAWA SANGO BEER。クラフトビールだからこそ実現できるこだわりの原材料と製法、そして絶妙な味わいが楽しめるところが魅力です。
サンゴビールは味わいだけではなく、パッケージのデザインにもこだわりの秘密があるとか。「コーラスウォーターを使用していることから、枝サンゴをモチーフにしています。また、サンゴの枝は南都酒造所の歴史を示したもので、一本また一本と未来へ希望の枝を伸ばしていくことを描いています。」という素敵なエピソードも教えていただきました。
――OKINAWA SANGO BEERで使用されているコーラルウォーターについて教えてください。
「コーラルウォーターは日本の名水百選にも選ばれた「垣花樋川（ヒージャー）」の水系です。30万年という歴史を重ねた玉泉洞の貴重な地下水を汲み上げています。コーラルウォーターは硬度が高く、ミネラルとカルシウムが豊富。ビール製造の際には、硬度を調整してから使用しています。」
――初めて飲む方におすすめの味はどれですか？
「OKINAWA SANGO BEERはさまざまなテイストが味わえますが、苦味が苦手な方におすすめなのがIPA（インディアン・ペール・エール）。柑橘系のフレッシュなホップの香りと軽やかな苦味が味わえますよ。この苦味が次第にクセになり、リピーターになる方も多いです」
ビール本来の味わいが楽しめる無ろ過のOKINAWA SANGO BEERは、定番商品だけではなく期間限定の味わいが楽しめることも魅力のひとつ。南都酒造所では、2022年以降も数量限定での企画・販売を予定しているようです！
新たなブランドが誕生！ 南都億万長蛇のハブ酒
南都酒造所の看板商品であるハブ酒は「南都億万長蛇」というブランドへ！
泡盛をベースに仕上げたハーブ酒に、貯蔵熟成した旨味凝縮のハブエキスを配合。人気のハブ入りハブ酒はサイズのバリエーションが多く、自宅用・ギフト用などさまざまな用途で選ばれています。
――ハブ入りハブ酒は飲み終わった後はどうするのでしょうか？
「基本的にハブが空気に触れる前に「ハブ源酒」を継ぎ足し（仕次ぎ）すれば、長い間楽しんでいただけます。ハブを食べたいというお声もありますが、ハブのエキスは抜けているため、そのまま食べることはおすすめしていません。」
※南都酒造所のハブ酒は、イオン那覇店・イオンスタイルライカムにて販売しています。
県産果実のフルーティな味わい！ 島のなごみ
日本の名水百選に選ばれた玉城の美味しい水と県産果実を最大限に活かして作られた「島のなごみ」。「島（沖縄）の日常生活でなごむために愛飲され生活の一部に活用してほしい」という願いをこめて、1本1本丁寧に作られたリキュールです。
――フレーバーごとの味や香りの特徴を教えてください。
シークヮーサー：柑橘系のフルーティな香りが豊かな、県産シークヮーサーを使用。県産品は独特の苦味があるのが特徴ですが、これをうまく活かして甘みを調整しています。
マンゴー：南部産のアーウィン種を使用。酸味があるキーツ種に近い味に調整し、甘酸味のバランスを重視して旨味を引き出しています。高級果実であるマンゴーのリキュールを好きなシーンで気軽に飲めるのが魅力です。
パイナップル：北部産の新鮮なパイナップルを使用。パイナップル独自の香りに柑橘系の香りを少し加えることにより、爽やかさと香味を引き出しているのがポイントです。
いろんな味が楽しめる「島のなごみ3本セット」が一番人気。リーズナブルな価格帯でそれぞれの果実の味わいを楽しめるお得な商品です。
※島のなごみは、イオン各店にて販売しています。
（一部取り扱いのない店舗がございます）
まだまだ知りたい！ おきなわワールドってどんなところ？
最後に、南都酒造所がある「おきなわワールド」の魅力についても伺いました！
――おきなわワールドってどんなテーマパークですか？
おきなわワールドは、沖縄の魅力がすべて揃う観光スポットです。約30万年という途方もない年月をかけて作られた全長約5kmの鍾乳洞「玉泉洞」、築100年以上の古民家を移築して琉球王朝時代の町並みを再現した「琉球王国城下町」、ハブの知られざる魅力がわかる「ハブ博物公園」など、魅力的なスポットと体験が満載です。
ほかにも、伝統芸能であるエイサーをアレンジした大迫力の「スーパーエイサーショー」や、クスッと笑える「ハブとマングースーのショー」は必見！ 美味しいお肉とクラフトビールが味わえるグルメスポット「地ビール喫茶SANGO」もあり、老若男女楽しめるテーマパークです。
――今回、SANCHU!に記事が掲載されます。読者の方へ向けて、メッセージをお願いします。
おきなわワールド内にある小さな酒造所で、県産素材と製法にこだわった商品を手づくりで育てています。一品一品に製造者の思いがつまった大切なお酒を、どうぞご賞味ください。
こだわりのつまった南都酒造所の商品をぜひご賞味ください！
今回ご紹介した南都酒造所の「琉球レモンサワー」、「琉球ハブボール」はイオン・マックスバリュ各店で絶賛販売中です！
※一部取扱いのない店舗がございます。
また、「サンゴビール」はイオン那覇店、イオンスタイルライカム、イオンスタイル豊崎にて販売中です。
さらに、イオン琉球オンラインショップでも購入いただけますので、ぜひご賞味ください！
