2024.01.12 イベント

青森の美味いものが集結! 青森県フェアの魅力に迫る【2024年】

イオン琉球の人気イベント!青森の味覚が一堂に楽しめる「青森県フェア」では、普段見られない多種多様なりんごをはじめ、ブランド米やお肉、ご当地商品などが店頭に並びます。
こちらでは、青森県フェアに登場する商品の特徴と生産者の声、さらに青森の魅力を知る代表的なスポットをご紹介します。

2024年1月12日(金)~1月15日(月)の期間中、沖縄県内のイオン・マックスバリュにて「青森県フェア」を開催します!多彩なイベントや魅力的な商品がならびますので、ぜひ店頭にお越しください。

栽培・選果・貯蔵にこだわり! JA相馬村の美味しいりんご

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青森県が日本最大のりんご産地であることはよく知られています。その青森県の中でも約4割の生産量を誇るのが、青森県弘前市です。

世界遺産・白神山地を背に岩木山のふもとにある弘前市相馬地区を中心に、りんご生産の中核を担っているのが「JA相馬村」であり、ここで生産されたさまざまな種類のりんごが出荷されます。

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生産者の1人である福田さんの農園では、10種類前後のりんごを生産しているとのこと。その中でもメインで生産されている「サンふじ」は、甘さと酸味のバランスが絶妙に良くて歯触りがシャキシャキしているのが特徴です。

さらに、この「サンふじ」の中でも特別な条件で管理を行い厳しい検査を通ったりんごは、「飛馬ふじ」というトップクラスのブランドりんごとして販売されます。

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「飛馬ふじ」として名乗るには、以下のような条件があるとのこと。
・りんごづくりの匠といわれる技術の優れた生産者が、園地登録をしてつくる
・毎年土壌診断を行い、土づくりからこだわる
・秋の深まるギリギリまで葉摘みをせずに、14度以上の高糖度で収穫する

福田さん曰く「徹底的に管理されて育てられた『飛馬ふじ』は、とても甘く普通のふじと比べても断然美味しい」とのことです。

JA相馬村の選果場では光センサーを活用して、りんごの糖度や蜜の入り具合を測定するとともに、内部障害のチェックも行います。
「飛馬ふじ」も、この光センサーによってチェックを受け、品質が確認されてから出荷されます。

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aomori6さらにJA相馬村には、「CA貯蔵」と呼ばれる長期貯蔵を可能にする冷蔵庫があります。庫内の酸素・二酸化炭素・窒素濃度、温度、湿度を調整して、低酸素・高二酸化炭素状態に保つことで、りんごの呼吸やエチレンガスの発生を極限まで抑えています。この技術によって、鮮度と品質を長期間維持し、旬に限らず1年を通して美味しいりんごが全国出荷できるようになっています。

aomori7お店で買ったりんごはできるだけすぐ食べるのがベストですが、保存する場合は水分の蒸発を防ぐために1個1個をラップにくるんでチャック付きのポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめ。りんごから発生するエチレンガス(※1)からほかの果物や野菜へ過度な追熟を防ぐ効果があります。

(※1)エチレンガス:野菜や果物の成長に欠かせない植物ホルモンの一種のこと。自らの熟成を促す働きがあります。

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お話を聞かせていただいたJA相馬村の石田さんに、沖縄の方へのメッセージをいただきました。

「私自身、5年前に弘前市に移住してきて、りんごってこんなに美味しかったのかと衝撃を受けました。瑞々しさだったり、歯ごたえだったり、味の濃さだったり…。相馬地区では技術の高い農家さんが本当に美味しいりんごを作っているので、ぜひ食べていただきたいです!」

白いツヤとモチモチした甘さが特徴! 2023年全国デビューの「はれわたり」

青森県のお米の品種と言えば「青天の霹靂」や「つがるロマン」などがイメージされますが、2023年に新しく青森県の品種として仲間入りしたのが「はれわたり」です。

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2022年は県内のみでの限定販売だった「はれわたり」は、2023年から栽培する農家が拡大し、全国へ出荷されるようになりました。美しいツヤとモチモチとした食感、甘みがしっかり感じられる味わいが魅力です。

はれわたり生産農家の1人である斗沢さんは、初めて「はれわたり」を炊いてみたとき、そのツヤの良さに驚いたそう。モチモチした粘り気のある甘みがあり、食べごたえのあるお米に仕上がっているとのことです。

「はれわたり」の特徴のひとつは、冷めたり冷凍したりしても味が落ちにくいところ。おにぎりやお弁当用のご飯としても美味しく食べられるため、毎日おいしく食べられます。また、甘みのある「はれわたり」は、塩気のあるものと一緒に食べるのもおすすめだそうです。

aomori10斗沢さんから、沖縄の方へのメッセージをいただきました。

「沖縄との距離がある中、青森県フェアで取り扱ってくれることに感謝しています。沖縄だと海が近くて塩が美味しいだろうから、おにぎりにして海辺で食べるなど、美味しい『はれわたり』を味わってみてください」

ポイントはいい餌・いい水・いい環境! 「十和田ガーリックポーク」

「十和田ガーリックポーク」は、ニンニク粉末を混ぜた餌を食べて育てられたブランド豚です。
通常飼育よりもビタミンB1の含有量が多いため、脂身にくさみがなく食べやすいのが特徴です。

十和田ガーリックポークを飼育している「みのる養豚」では、美味しい豚肉にするためにできるだけ「餌・水・環境」の3つの要素にこだわっているようです。
まずは、特産である青森県のニンニク粉末などを混ぜてつくるこだわりの餌。抗酸化作用が高いニンニクは、抗生物質の添加をおさえた健康な豚に育ちます。
そして、自然豊かな環境に恵まれている十和田市付近は、井戸水の水質がとても良いのだとか。水をたくさん飲む豚にとって、良質な水を与えることが美味しい豚肉づくりに欠かさえないポイントです。
さらに、ストレスの少ない環境を整えるため、みのる養豚では糞尿処理を自動で行える設備を完備。アンモニア臭などの発生を防げるため、豚にやさしい環境づくりが実現できるようです。

十和田ガーリックポークは脂身が甘く、アクが少ないため、脂身の美味しさを楽しめるしゃぶしゃぶで食べるのがおすすめとのこと。寒くなってくる季節には、お鍋に入れても美味しく食べられます。

aomori11お話を聞かせていただいたみのる養豚の中野渡さんから、沖縄の方へのメッセージをいただきました。

「沖縄とは気候的に真逆の土地柄で育った豚ですので、違った美味しさが味わえるのではないかと思います。ぜひ、十和田ガーリックポークをご賞味ください」

贅沢なアップルパイはいかが? お菓子のみやきん

「お菓子のみやきん」は、青森県でさまざまな洋菓子・和菓子を作っているお菓子の老舗メーカーです。創業は1860年代と古く、明治41年には当時皇太子であられた大正天皇にお菓子を献上した際、「駒饅頭(こままんじゅう)」と命名してくださったというエピソードがあります。

今回は、青森県フェアでも登場する「ダブルアップルパイ」と、2022年の「第62回全国推奨観光土産品審査会」菓子部門にて特別審査優秀賞を受賞した「カシスアップルパイ」を作る工程を見せていただきました。

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自社で成形したパイ生地に乗せるのは、スポンジを裏ごしして作ったそぼろ状のもの。りんごの汁を吸い、アップルパイの食感を良くする効果があります。

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ダブルアップルパイは、「ふじ」と「紅玉」の2種類のりんごを使っているとのこと。
黄色いりんごが「ふじ」で、シロップに付けて甘く煮ています。赤いほうが「紅玉」で、バターソテーに仕上げることでほどよい酸味となり、甘味と酸味の両方の味わいを楽しめます。

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パイ生地を重ね、成形したら卵を塗り、オーブンで約60分焼いたら出来上がりです。

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「カシスアップルパイ」は、紅玉の代わりにカシスをたっぷり入れ、同じような流れで作っていきます。

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カシスには酸味がありますが、りんごの甘味によって酸味が抑えられるため甘酸っぱい風味が好きな方におすすめです。

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美味しいりんごとカシスがたっぷり使われた、贅沢なアップルパイです。

青森の伝統を継承! “もう1個”食べたくなる「いと福」のお菓子

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昭和20年に創業した「いと福」は、青森市で伝統のお菓子を作っているお菓子メーカーです。終戦直後もお菓子を作り続けていた菓子職人からレシピを受け継ぎ、今日まで青森のお菓子文化を伝えています。

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いと福を代表するお菓子の1つは、バナナを混ぜた白あんを最中に入れた「バナナ最中」。
戦後当時、バナナは裕福な家庭だけが食べられる高級品でしたが、庶民でも食べられるようにと職人が工夫して作られたものです。

aomori20「雲平餅(うんぺいもち)」はうるち米と砂糖を練って細工したお菓子。シャリシャリとした食感が特徴で、素朴な甘さが楽しめます。青森県津軽地方では普段から家庭で食べられる身近なお菓子ですが、お正月では同じ生地でタイやエビをかたどった「口取 (くちとり)」を作り、重箱に入れて食べるそうです。

aomori21「くじら餅」は、こしあんベースのお餅にクルミが入ったお菓子。沖縄のムーチーと少し食感が似ているとのことです。
名前は「くじら餅」ですが、クジラの成分は入っていません。昔はもっと大きなお餅が作られており、当時食べられていたクジラの塊肉に色と形が似ていたことから「くじら餅」と呼ばれるようになりました。

aomori22津軽弁には、子どもが「もう1個ちょうだい」と母親にねだる「あどはだり」という言葉があります。
いと福では、青森の伝統の味を伝えていくことはもちろん、「もう1個食べたい」と思うような美味しいお菓子づくりを目指しているとのことです。

青森ってどんなところ? 青森市内のおすすめスポットを紹介

・ねぶたの家ワ・ラッセ

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青森市では、毎年8月2日~7日に「青森ねぶた祭」が行われます。

毎年、創意工夫をこらした大きな「ねぶた」が作られ、青森市の中心部で盛大に運行されるのが特徴です。

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ねぶたは祭が終わると基本的には解体されますが、「ねぶた大賞」や「最優秀制作者賞」を受賞した一部のねぶたは青森駅すぐ近くの「ねぶたの家ワ・ラッセ」に展示されます。
ワ・ラッセでは、実物の大型ねぶたを間近で楽しめるだけではなく、ねぶたの歴史も学ぶこともできます。

 

・善知鳥神社(うとうじんじゃ)

aomori25青森市発祥の地といわれているのが、青森市の中心部にある善知鳥(うとう)神社です。

現在の神社は807年に再建されたもので、家内安全・交通安全・商売繁盛の神として現在も厚い信仰を集めています。境内にはかつて大きな湖沼だった名残の沼があるなど、歴史を感じられる厳かな雰囲気が特徴です。

・青森市森林博物館

aomori26青森市森林博物館は、緑の大切さや森林と人との結びつきをテーマに、楽しみながら学習できるように作られた博物館です。

博物館の建物はルネッサンス式の美しい木造建築で、主に青森県産のヒバ材を使用。青森市の市街地にありながら、森林の中に迷い込んだような雰囲気があります。

1982年に開館した博物館ですが、1908年に青森大林区署(のちの青森営林局)庁舎が建設され青森市の指定有形文化財になっています。

aomori27館内の展示室では生き物の生態系や森林資源の現状、ヒバ材の特徴などを学習できるようになっており、さまざまな企画展やイベントが行われています。

 

魅力たっぷりの青森県フェアへ、ぜひお越しください!

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普段食べることができない青森の味覚を一堂に楽しめる「青森県フェア」は、2024年1月12日(金)~1月15日(月)の期間中、沖縄県内のイオン・マックスバリュで開催します。

今回ご紹介したグルメ以外にも、青森ならではのご当地商品を多数取り揃えていますので、ぜひお近くのイオン・マックスバリュでチェックしてみてください!

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