2024.02.08

一頭一頭に愛情を込め、育てた「あぐー豚肉」の秘密とは

沖縄の豚として、すっかりおなじみとなった「アグー豚」。

沖縄県名護市にある有限会社我那覇畜産では、沖縄在来の「アグー豚」を原種とした3種のアグー種と白豚を飼育して50年余り。アクが少なく臭みがない「琉美豚」や、しっかりした甘みやコクが味わえる「やんばる島豚あぐー」、脂肪の甘みや旨味、やわらかな口あたりの「やんばるあぐー」など、イオン琉球でも人気の県産ブランド豚を販売しています。

「沖縄のアグーを世界のあぐーへ。」をキャッチフレーズに続けてきた、美味しい豚づくりへの想いを紹介します。

「本当に美味しい豚肉」を探す日々

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現在、1000頭の母豚を含め1万3000頭を飼育する我那覇畜産。しかし、1972年の創業時は母豚がたった1頭だけでした。

90年代は安価な豚肉が豊富になる一方、本当に美味しい豚肉を作りたいと、我那覇明会長とスーパーマーケット「プリマート(現・イオン琉球)」のバイヤーと意気投合し、誕生したのが、沖縄で初のブランド豚「琉美豚(白豚)」でした。

そして2002年、アグー豚が持つ旨味と脂のバランスが特徴的な「やんばる島豚あぐー」の販売を開始したのです。

「やんばる島豚あぐー」が誕生した背景には、我那覇会長らのアグー豚に対する危機感と愛情がありました。琉球王朝時代から飼育されてきたアグー豚でしたが、戦後は大型で成長の早い西洋品種の豚が大量に導入され、絶滅の危機にありました。

そのため、県内ではアグー保存会が発足し、我那覇畜産でも餌や水、飼育環境などの研究を行い、アグーに西洋種のデュロックやバークシャーを掛け合わせ、「やんばる島豚あぐー」が誕生しました。

生産者の愛情が詰まった「やんばる島豚あぐー」

飼料

安全・安心で美味しい豚肉を提供する秘訣は餌。我那覇畜産では、ウルカル(天然カルシウムの与那国島産化石サンゴ、マグネシウム、カリウム、リン、鉄分等70以上のミネラル含有)、よもぎ、にんにく、海藻、糖蜜などを配合。これによって肉質と脂質が向上し、極上の美味しさとなります。

 

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さらに、やんばるの大自然の恵みが豊富な自然水使用。33年前からEM剤を散布し、自社の汚水処理施設を稼働させ清潔さを保っています。

また、暑さやストレスに弱い豚が少しでも快適に過ごせるよう、豚舎内の温度や換気を管理。カメラモニタリングで異変にも素早く対応しています。

一頭一頭、責任を持って飼育するために頭数を限定。台風が来るたびに、豚達の事が心配でスタッフが農場に泊まり込む事もあるそうで、愛情の深さが感じられます。

 

沖縄の財産をこの先も食卓に届けたい

我那覇畜産_集合

我那覇畜産_景色

戦後、沖縄の食糧難を救ったのは、ハワイに住む沖縄出身者から送られた豚でした。それが「沖縄における豚の歴史と文化は、沖縄そのもの」とされる理由です。

命のバトンであり沖縄の財産であるアグー種の豚を100年、200年守り続けることが、我那覇畜産の使命だと我那覇会長は話します。「お客さまから『美味しかったよ』と言われた時の喜び。何よりの励みです」

我那覇畜産の安全安心で美味しく、そして愛情深いアグー種の豚肉をイオン琉球でお求めください。

 

認定証

(写真説明)我那覇畜産は、沖縄県による「アグーブランド豚 指定生産農場認定」と、沖縄県農業協同組合(JAおきなわ)による「あぐ〜豚生産出荷者認定」を受けています。

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